そもそも所得税って何?字面のとおり、所得に対する税金でしょうけど・・・
詳しくはよくわかんないし・・・
普通、所得税についての印象といいますか、知識についてはこのくらいが普通なのかなと思います。
今回は、所得税について、そもそもどういったものか、どうやって計算するか、そしてどうやって収めるのか、それを簡単に以下の通り解説していきます。
〇所得税の特色
1.所得税とは
2.所得税の制度
3.所得税についての納税先・届出先
〇所得税の特色
1.所得税とは
所得税は、原則として個人の所得に対して課税される税金のことです。
ここでいう「個人」とは、国内に住所があるか、現在まで引き続き1年以上居所(いどころ)がある居住者および居住者以外の非居住者のことをいいます。
住所とは、住居などの客観的事実によって判定する生活の本拠がある場所を言います。
居所(いどころ)とは、生活の本拠ではないが、その人が現実に居住している場所を言います。
例えば、日本国籍がなく、過去10年以内に日本国内に住所または居所があった期間の合計が5年以下である非永住者は、居住者に含まれます。ということはこの観点で言えば、この人は納税者になりえます。
2.所得税の制度
所得税は、納税者自らが、その年の所得に基づいて、税額を計算して納付する申告納税制度をとっています。反対に、行政機関の処分により税額を確定する方法を賦課課税制度といい、地方税ではこの方法が一般的です。
ここでいう「その年」とは、1月1日から12月31日までの暦年です。この期間の所得を計算します。
年の途中で死亡または出国した場合、その死亡日または出国日までになります。死亡した人にも、準確定申告と言って、相続人が死亡日までの所得を計算し申告する必要があります。
3.所得税についての納税先・届出先
所得税の申告や納付、その他各種の申請・届出は、個人の納税地を管轄する税務署に対して行います。
納税地とは、原則として住所地ですが、居所地または事業所の所在地を選択することもできます。納税地を変更するためには「所得税・消費税の納税地の変更に関する届出書」をそれぞれ変更(あるいは異動)前の納税地を管轄する税務署に提出します。
コメント