所得税の計算って、具体的にどういう流れなんだろう?
今回は、所得税の計算の流れについて、以下の通り解説していきます。
〇所得金額等の計算
〇所得から差し引かれる金額の計算
〇税金の計算
所得金額等の計算
確定申告の際に行う所得税の計算の流れは以下のようになります。
1.収入などから所得金額を計算する
2.所得控除を計算する
3.納める税金等を計算する
となります。
まず、収入金額から必要経費の金額を差し引く等して、所得の種類別に所得金額等を計算します。そして、各種所得の損益を通算したり、その年の損失を翌年に繰り越したりして、その年分の所得金額の合計を求めます。
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所得から差し引かれる金額の計算
社会保険料控除や生命保険料控除などの所得控除を計算し、所得から差し引かれる金額の合計を求めます。
税金の計算
所得金額の合計から所得から差し引かれる金額の合計を差し引き、課税される所得金額を求めます。課税される所得金額の金額に対する税率を適用して税額を求め、さらに各種の税額控除を差し引いて差引所得税額を求めます。被災された場合には適用される災害免除額を差し引き、再差引所得税額(基準所得税額)を計算し、それをもとに復興特別所得税(税額×2.1%)を求めます。外国税額控除等、源泉徴収税額、予定納税額があれば、それらを差し引き納める税金または還付される税金を計算します。
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