事業所得とは、対価を得て継続的に営む事業からの所得を言います。
今回は、事業所得の計算等について、以下の通り解説していきます。
〇事業所得の範囲
〇事業所得の課税方法
〇事業所得の計算
事業所得の範囲
事業所得とは、事業から生ずる所得を言います。以下のように区分します。
区分 | 具体的な業種など |
営業等所得 | 〇卸売業、小売業、飲食店業、製造業、建設業、金融業、運輸業、修理業、サービス業などのいわゆる営業 〇医師、歯科医師、弁護士、司法書士などの自由職業 〇畜産業、漁業など |
農業所得 | 〇農産物の生産、果樹などの栽培、酪農品の生産など |
事業とは、対価(代金)を得て継続的に行い、社会通念上事業として認められる活動のことを言います。事業と称するに至らない場合の所得は、業務に関する雑所得となる場合があります。また、たとえ事業から生じる所得であっても、その性質などから譲渡所得またはその他の雑所得に区分される場合もあります。
事業所得の課税方法
事業所得は、確定申告を必要とする総合課税です。
※事業所得の収入になる報酬や料金などにかかる源泉徴収された所得税等は、確定申告により精算されます。
事業所得の計算
青色申告決算書(一般用または農業所得用)に記載した収入金額と青色申告特別控除額の控除後の所得金額を事業所得の収入金額と所得金額にします。
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